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乙女ゲーム好き主婦の備忘録

Enkeltbillet(エンケルトビレット)・総評&感想

 

華ヤカと同じイチカラムさん製作のゲームということで、きっと面白いに違いないと期待していたゲーム。にもかかわらず、なぜかプレイ序盤で突如やる気スイッチが消失したため数年に渡り放置されていた作品。

プレイ終えた今の感想、『やっぱ、これ面白かったわ』。

そんなエントビの総評はいつも通りシナリオから。

 

シナリオ★★★☆☆

面白いって言っておきながら★3つかよ!と突っ込まれそうだけど、面白いには面白いけどそれなりに色々と思うところはあるのです。

とりあえず全体的にはものすごくまとまってる。どのキャラの話もそれなりに事情があり続きが気になる設定になっているし、最終的にここに繋がっているのか!と思うところに着地点があるのはさすがライター高木さんと感心する。エンドも他ゲームと違い、(支払いをきっちり済ませれは)ベストエンドのみなのも個人的には気に入ってる。

ただし、そのベストエンドのその後が長い!どのキャラも帰国してから半年後→1年後→数年後(一番長くて確か帰国後7年後くらい?)が描かれていて、正直なところダラダラ感が残ってすごく気になる終わり方になってる。もちろん感想は人それぞれだけど、私個人としてはもっとすっきり終わってくれるくらいの方が好みだなーと思う。そこがものすごく気になったので、シナリオ自体は面白いけど★は3つということで。

 

 

キャラ★★☆☆☆

海外旅行先で出会う人なので半数は海外の人なのは別に構わない。むしろその状態で日本人が攻略対象になってることの方がすごいとすら思う。少し(というか少々?)主人公の相手としては少々お年を召されすぎているかなぁと思う相手もいたけど、そこもまあ問題はない。

ただ、皆ちょっと怒りすぎじゃない??

攻略対象のみならず、主人公や一部サブキャラ含め、皆ちょっとしたことで怒りすぎじゃない?なんでそんなすぐにキレてんの?情緒不安定?大丈夫?とりあえず一旦休む?

なんかそんな風に声をかけたくなるくらい、突然キレ出す人たちばかりでプレイヤーとしては戸惑うことが多かった。1人2人くらいならまだしも、ほぼ半数以上のキャラがそんな感じだとゲームとしてあまり楽しめないかなー、と。そんなわけでキャラに関しては厳しめの★2つ。

 

 

スチル★★★☆☆

絵に関しては好みのはっきり分かれるところかなと思う。でもそれ以外は特に目に付く点はなかった。ただもう少し甘めのスチルが多くてもよかったかなあというのが本音。枚数は問題ない枚数で、キャラ毎の枚数も差がなくちょうど良いくらいだった。

 

 

システム★★★★★

もうほんっとシステムは最高だった。どのゲームもこのくらいだったらいいのにと思う。既読スキップだけでなくシナリオスキップやイベントシナリオスキップもあるので、周回プレイは本当にサクサクと進む。ノーストレス。一応クエストやアルバイトもあるけど、シナリオだけを読み進めていきたい人向けにストーリーモードもあるのは親切設定。でもクエストやアルバイトも結構達成感あって楽しいし、主人公の宿泊部屋についてるパズルピースを全て集めるとおまけシナリオが見れたり、クエストで集めた自転車などで移動時間を短縮できたり。プレイヤーがストレスを感じることなく楽しめるように隅々まで考えられてるなと実感できる良システムだった。これは文句なしの★5つです。

 

 

BGM★★★☆☆

ゲームに合ってたと思う。明るい感じのような、でも日本ではない国の感じが漂うような、うまく言えないけども良かったです。OPもEDも好きだよ。

 

 

以上の点から、総評は

 

★★★☆☆

 

というところで。

正確には★3.5くらいかな。人にどれだけおススメできるかというと、シナリオは面白いよ!と言えるけど、キャラによってはイラッとするかもしれないし、シナリオのところでも書いたけどエンド後のエピローグが長すぎるので、その辺りはちょっと微妙かなぁと。気にはなってたけど未プレイという人や華ヤカが好きな人にはプレイしてみて欲しい作品かも。

 

そしてプレイ後の好きキャラ順は、

 

恵 >>>>>>> 隠し > アレックス > クリス、エミル > 修平

 

恵はプレイ前からのお気に入りでプレイ後もダントツのお気に入りだったけど、正直それ以外のキャラに関してはドングリの背比べ状態だった。特別胸キュンすることもなく、かといって絶対的に受け入れられないキャラもいなかった。話自体は面白かっただけに、もう少しキャラが魅力的だったら尚良かったかもしれない。

 

 

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