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越えざるは紅い花~大河は未来を紡ぐ~・ルジ 感想

紅花のキャラ別感想。第二弾はルジです。

ルジ ルジ

※ネタバレOKの方のみ続きをどうぞ。

※「越えざるは紅い花~大河は未来を紡ぐ~」のバナーに使用されている画像の著作権は、株式会社 IGNOTE およびOperettaに帰属します。

 

 

 

人当たりの良さげなイケメン薬師。いつも穏やかな笑みを絶やしませんってタイプは腹黒だったりするんだよなーとか考えてたら、徐々に黒い部分が垣間見えてきてやっぱりなと思った。まあどこぞの政務補佐官に比べれば可愛いもんなんだけど。

 

ルジルートは一番ご都合主義満開なルートだったように思う。その反面、これまでがこれまでだけにこんなルートがあってもいいかなと思えるくらいハッピーな気持ちにもなれた。ここまで嫌な女友達代表だったシャルがすこぶるいい子になってたからかもしれない。

 

ただルジの場合、トーヤルートからの派生だったため途中からは浮気気分がどうしても抜けなかった。実際トーヤの妃殿下という立場で話が進んでいくから余計にそう思うのかもしれないけど。背徳気分が味わえるのが好きな方にはいいかもしれないけど、微妙な後味の悪さが残るためあまりのめり込めなかったのは残念。まあトーヤの妃とは言え上辺だけの契約みたいなもんだし、実際体の関係は何一つない友情に近い関係だったから浮気とは違うんだけどね。世間からの目というものを考えれば、表立ってルジと恋愛するわけにはいかないというところがこのルートの見所だったのかもしれない。

 

ルジは自分のことを「諦めの悪い男」と言っていて、その理由の中に「だからこそ何十年も周囲に馬鹿にされながらも腐死の研究を続けてきた」というものがある。プレイしてて思ったのがこれって研究者や医学に携わる人間ならではの特性だよなーと思った。簡単に諦められない職業病とも言えるだろうな。とは言え、それが恋愛に結びつくかどうかは別だけど。

 

あとルジが恋愛を避けてきた理由、複雑なようで単純で、単純なようで複雑だなと思った。言葉にすればその程度に思えることでも本人にとっては心に大きい傷を負う出来事だったんだと思う。ただこれまでの他キャラが濃かっただけにどうしても「その程度?」と思ってしまう自分がいるんだけど、それはもうしょうがないと思ってる。他キャラの過去が凄まじさと比べてしまうのは人間の性みたいなもんだよ。

 

バッドエンドはやっぱりそういう性質を隠し持ってたんだねーというエンド。表の顔が良い人間ほど裏はどす黒いもんなんだよ、という見本のようなエンドだった。その反面、ベストエンドでは大人気ないくらいナァラのこと溺愛してたけど。押さえ込んでいた気持ちが爆発するとここまで大っぴらにしていくものなのか、と見てて感心した。というか、島民たちも器がでかいよね。人がラブラブなのはいいけど、目の前であそこまで堂々とした行為を見せつけられても「島の名物だね」の一言で済ませられるところがすごい。できれば数十年後も同じようにラブラブでい続けてほしいと思う。

 

ただルジは大人の割によく泣くなーと思った。感受性が豊かなんだろうけど、黒い自分を見せつけた後でそんな自分が嫌になってメソメソ影で泣くとかちょっとどうよ?と思う。そういう部分が可愛くもあるんだろうけど、男の涙は時々見るからトキメクのであってしょっちゅうだとちょっと引く。どうせなら開き直って黒くい続ければいいのに、とちょっと思った。

 

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